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KYOT0001
蘇軾の文学における吏隱の諸相
著者:湯浅 陽子
A4 130 p \4,860
北宋・蘇軾(号、東坡居士)の文学作品に表現された「吏隱」ー官職に就いている者がその生活の中に隠逸的要素を取り込み、これを積極的に楽しもうとするものーの様相について、外物と内面との関係、自然描写、「観物」的態度の詩文における表現、絵画論における反映、また買田をめぐる感興等の側面から検討することによって、唐・白居易の吏隱のスタイルを基礎としつつ、独特の吏隠のあり方が形成される状況を考察する。




KYOT0002
中国近代における伝統哲学概念の変遷
著者:孫 路易
A4 188 p \4,860
本論文は、人間の思想は人間がそれぞれ、その自らの言語体系によって構築し伝達するものだ、という基本観点に立っての、中国伝統哲学における「気」「陰陽」「理」「性」「心」「意」「尽性」「窮理」「正心」「誠意」「仁」「知」「礼」「格物致知」「天道」「人道」といった概念が、近代思想を代表する厳復・康有為・章炳麟・譚嗣同の四者の言語体系において如何なる意味として用いられたのかについての調査報告書である。 調査内容を「新旧概念交替比較図表」にまとめ、四者の思索は、如何にして主観的な観念を排除し、事物を客観的に認識できるかを中心問題としたという特徴を持つ、と結論づけたのである。




KYOT0003
認識論的観点に基づくアドルノ思想の総合的探求
著者:西 欣也
A4 150 p \4,860
認識構造の分析という一貫した観点から、アドルノの思考形態をカント、ヘーゲル、ハイデガー、フロイト、ベンヤミン、ポール・ド・マン、ジャック・デリダ、スラヴォイ・ジジェクといった様々な思想家の論理と比較することで、アドルノ思想の全体像を包括的に浮き彫りにする考察。「非同一性」や「ユートピア」といったキーワード理解に基づく従来のアドルノ解釈とは異なった、新しい立場からアドルノ哲学の変遷を描き出すと同時に、フェミニズムやポストコロニアルをめぐる今日の議論の中でアドルノの仕事の射程を測ることが試みられる。




KYOT0005
ティリッヒの芸術神学
著者:川桐 信彦
A4 174 p \4,860
本論文は、芸術と精神の関係性を、ティリッヒの芸術神学に即して考察したものである。芸術を神学の枠組みにとどめず、美学や美術思想史との関連で把握し、同時に芸術に触発されて政治的、宗教的ないしは精神的状況を分析したティリッヒの論述に、具体的に踏み込んで検証した点に、本論文の特質がある。そして、レアリスムスとロマン主義との間の相克こそ、芸術神学の真の課題であるとしている。




KYOT0006
日本政府の中国政策とアメリカ 1954-1958
著者:佐野 方郁
A4 129 p \4,860
1950年代の日本政府は吉田内閣末期の国内世論の高まりを受けて、中国本土との関係改善を模索し始めた。本稿は、1950年代の日本政府がアメリカ政府の反対を前に、国共両政府の同時承認論を断念する一方で、中国不承認の「政経分離」方式に対するアメリカ政府の一定の理解を引き出していった過程を分析する。1958年に断絶した日中関係は1962年に復活するが、「政経分離」方式に関する日米両国間の理解は、1950年代に確立されていたのである。




KYOT0007
アトリー労働党政権の対外経済政策 1945―1951年
著者:山口育人
A4 162 p \4,860
本稿は、スターリング政策を中心にアトリー労働党政権の対外経済政策を詳細に跡付けた。アトリー政権は、英帝国・連邦関係とアメリカとの関係とを結びつけ、西欧を含めた「西側世界」という枠組みでイギリスの安全、繁栄、国際的地位の再構築を目指したが、国際通貨スターリング・スターリングシステムについてもそういった戦後世界におけるイギリスの世界的役割として再定義、再編がなされたのである。  




KYOT0008
ワーキングメモリにおける処理と保持−注意のメカニズムからのアプローチ−
著者:森下 正修
A4 118 p \4,860
本論文では,人の高次認知活動を支える記憶機能であるワーキングメモリ (WM)のシステム,個人差,神経基盤を総合的に検討した.その中で,心的資源の配分を司る注意メカニズムが、WMと文章読解過程の関係を支え,またWM内に保持される情報量を規定していることを示した。また,ワーキングメモリ内の情報を更新する際の脳活動をfMRIによって調べ,前頭前野を中心とした情報更新の脳内ネットワークを明らかにした。




KYOT0009
ゾラにおける進歩の概念-伝統的科学主義からの離脱
著者:林田 愛
A4 157 p \4,860
19世紀末のフランス社会は<科学主義>から<科学の破産>への推移に象徴される大きな知的・精神的地殻変動を経験した。エミール・ゾラ(1840−1902)は自然主義作 家として科学知の進歩を評価しながらも自分の生きる世界が孕む危機に対して警告を発している。本論文は、世紀末におけるゾラの作品を思想面、科学史の面から正確に位置づけながら、この作家がいかにして<進歩>に不可欠とされる<道徳>という概念を宗教と科学に通底すべき要素として描いたのかを考究したものである。




KYOT0010
アルフレッド・ヒッチコック作品研究
著者:碓井みちこ  映像と音によるサスペンスの諸相
A4 250 p \4,860
本書の目的は、アルフレッド・ヒッチコック作品における映像と音によって表現される「サスペンス」の特徴を詳細に検討することにより、そのサスペンスが、映画の特性と密接に結びついたものであること、また同時に、<見えるはずものが見えなくなる>あるいは<聞こえるはずのものが聞こえなくなる>など、視聴覚総合媒体であるはずの映画の存在意義そのものを問うものであることを、総合的に明らかにすることにある。ヒッチコック映画については数多くの批評・研究が存在するにもかかわらず、そのサスペンス表現の特質を、正確かつ具体的に論じたものは未だ少ない。そこで本書では、サスペンスとはそもそも何か、そして、ヒッチコック映画のサスペンスにおいて登場人物・物語に対する観客の心理的な距離がどのように変化するのか、などの問いを立て、考察を進める。そのような考察を通じて、ヒッチコック映画におけるサスペンスの重要性に改めて光を当てると共に、サスペンスこそが、ヒッチコック映画を、古典的でありながら現代的な視点をも同時に有するという意味で、映画史における独自の存在としていることを明確にする。




KYOT0011
ダパ語における視点表示システムの研究
著者:白井 聡子
A4 304 p \4,860
ダパ語は中国四川省で話されるチベット=ビルマ系の少数派言語である。現地調査によって収集した資料をもとに、ダパ語メト方言の全体像を記述した上で、助動詞に発話者の視点の置かれ方が表示されることを示す。これは、現代チベット語などの研究で接合/離接パターンと呼ばれる現象に相当する。ダパ語においては、離接形を形成する接辞(離接標識)によってその区別が表示される。本稿では、さらに、ダパ語の離接標識の用法を分析し、また、接合/離接パターンの対照研究をおこなう。



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